東日本大震災・原発事故

福島県など被災3県の日本酒造り紹介 英国ロンドンでセミナー

2022/03/16 18:24

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福島県の酒造りの力を説明する吉武さん(右)
福島県の酒造りの力を説明する吉武さん(右)

 「復興を経て飛躍する東北の日本酒造り」のセミナーは11日、英国のジャパン・ハウス・ロンドンで行われた。あったかふくしま観光交流大使の吉武理恵さんが講師を務め、福島県と宮城、岩手両県の蔵元を映像と写真で紹介しながら酒造りの様子や思いを伝えた。

 復興庁主催の情報発信イベントの一環。吉武さんは本県で撮影した「サケ・ワンダーランド・フクシマ」を上映し、福島の日本酒の素晴らしさを語った。蔵元と県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター、県のチームワーク、団結力の強さを挙げ、全国新酒鑑評会の金賞数「日本一」8連覇を福島民報の記事と共に解説。世界的なコンクールでチャンピオンに輝いた蔵元やエネルギー自給の取り組みなども紹介した。

 吉武さんは「東日本大震災のさまざまな苦境を乗り越え、世界に向けた日本酒のさきがけとなっている。東北の全ての蔵元はヒーローだ」とたたえ、応援を呼び掛けた。3県の酒の試飲が行われ、会場には起き上がり小法師が展示された。

 セミナーの内容はジャパン・ハウス・ロンドンのユーチューブチャンネル(https://www.youtube.com/c/JapanHouseLondon)で見ることができる。