
第94回選抜高校野球大会(センバツ)に21世紀枠で初出場し1回戦で善戦した只見は24日、福島県只見町の同校に到着した。同日、町内の只見振興センターで帰校式が行われ、集まった保護者や町民が初の甲子園で善戦したナインをたたえた。
式では、吉津塁主将(3年)が「町民の皆さんのおかげで目指していた只見らしい野球ができた。夏にもう一度、甲子園に戻るために頑張りたい」とあいさつ。長谷川清之監督は「開始が遅れナイターの試合となったが、アルプス席からの町民の熱い応援を肌身に感じた。選手にとっては一生の思い出になった」と語った。
只見は22日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われた1回戦で11年ぶり4度目出場の強豪・大垣日大(岐阜)と対戦し1―6で敗れた。初出場ながら健闘した只見に対し、会員制交流サイト(SNS)上では、試合当日に「只見高校」がトレンドワード入りするなど全国から反響があった。