東日本大震災・原発事故

大熊郵便局が11年1カ月ぶりに営業再開 福島県大熊町大川原地区

2022/04/11 17:40

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テープカットして大熊郵便局の営業再開を祝う関係者
テープカットして大熊郵便局の営業再開を祝う関係者

 日本郵便は、東京電力福島第一原発事故の影響で営業を休止していた福島県大熊町下野上地区の大熊郵便局を町内大川原地区に移転し、11日に11年1カ月ぶりに営業を再開した。帰還住民らの利便性向上が期待される。

 記念式典が現地で行われ、日本郵便の小野木喜恵子常務執行役員東北支社長が式辞を述べた。吉田淳町長が祝辞を贈り、大熊郵便局の安田清克局長が「町の復興や発展に貢献し、地域の期待に応えられるよう精進したい」と謝辞を述べた。関係者がテープカットし、営業再開を祝った。

 郵便窓口や貯金・保険窓口は平日のみ対応し、現金自動預払機(ATM)は平日を含め土日祝日も受け付ける。社員は2人体制で、安田局長のほか、町出身の塙光一課長代理が勤務する。塙課長代理は「古里で働きたいという思いがかなった。居心地の良い郵便局を目指していきたい」と話した。

 町内には東日本大震災発生前、4つの郵便局があったが、原発事故の影響で営業を全て休止し、町に郵便局がない状態が続いていた。問い合わせは同郵便局へ。