福島U若い力躍動 長野と柴、序盤で得点 久々の先発、チームけん引 福島民報杯サッカー 天皇杯予選福島県選手権

2022/04/25 10:15

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【東日本国際大サッカー部―福島U】前半3分、福島UのFW長野(左)が先制点を決め、アシストのMF橋本と喜びを分かち合う
【東日本国際大サッカー部―福島U】前半3分、福島UのFW長野(左)が先制点を決め、アシストのMF橋本と喜びを分かち合う

▽準決勝 福島U 2-0 東日本国際大サッカー部

 福島Uは若い力が躍動し、決勝に駒を進めた。先発メンバーに抜てきされた高卒2年目コンビのFW長野星輝(しょうき)とMF柴圭汰が序盤でゴールを決め、チームに勢いをつけた。

 今季リーグ戦の先発出場がなかった2人。前半3分、MF橋本陸の左サイドからのクロスをゴール前に詰めていた長野が流し込み、先制点を奪った。「久しぶりの先発で結果にこだわりたかった」と手応えを語った。同10分には柴がキーパーにはじかれたボールを左足で蹴り込んで追加点を挙げた。「こぼれ球にうまく反応できた」と振り返った。

 順調な立ち上がりだったが、前半の中盤以降は守りを固めてきた相手ゴールを割れなかった。決定的な場面を何度もつくったが、決めきれないもどかしい展開が続いた。服部年宏監督は「入りが良かった分、気持ちが緩んで相手に合わせてしまった」と課題を挙げた。

 天皇杯本選には5年間遠ざかっている。長野は「敵陣に食い込み、ゴールを奪いたい」と決勝戦の必勝を期した。


■立て続けの失点悔しい 東日本国際大・三瓶

 東日本国際大サッカー部主将のDF三瓶大(3年)は「立ち上がりがうまくいかず、立て続けの失点がもったいなかった」と悔やんだ。前半中盤以降は連係の取れた守備が機能し、追加点を許さなかった。チームは新型コロナウイルスの影響で昨年の大会に出場できなかった。「プロに挑戦できたのは貴重な経験。今後の試合に生かしたい」と語った。