
福島県選挙区(改選1議席)には自民党公認の新人星北斗氏(58)=公明党推薦=、野党統一候補で無所属の新人小野寺彰子氏(43)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=、NHK党公認の新人皆川真紀子氏(52)、政治団体「参政党」公認の新人窪山紗和子氏(47)の4人が立候補を予定しており、星氏と小野寺氏による事実上の与野党「一騎打ち」の構図となる。通常国会が閉幕した15日、星、小野寺両陣営の選対本部幹部を務める国会議員が福島県入りし、関係先のあいさつに回った。
星氏は15日、県議らと会津若松市や磐梯町で支援者回りを重ね、ミニ集会にも顔を出した。合間には支援・友好団体のウェブ会議に出席した。年明けから県内をくまなく回っている。
自民県連の約140の支援・友好団体と連携して各地で小まめに集会を開き、支持基盤を固めている。県医師会副会長を務めた経験を生かし、新型コロナウイルス対策のさらなる強化、地域医療の充実を唱える。
小野寺氏は15日、地元・郡山市でマイクを握り、支援を呼びかけた。市内の保育施設も訪れ、子育ての悩みなどに耳を傾けた。3月以降、県内各地の街頭に立ち、知名度向上に努めている。
立民県連、国民県連、社民県連、県議会会派県民連合、連合福島による五者協議会を基盤に、共産党の側面支援を受ける。フリーアナウンサーの経歴を踏まえ、格差是正や物価高対策に民意を反映させると訴える。
皆川氏と窪山氏は交流サイト(SNS)などを通じ、政策を発信している。