東日本大震災・原発事故

インキュベーション施設が7月22日開所 福島県大熊町 大野小校舎を再利用

2022/06/17 09:00

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有

 福島県大熊町が大野小校舎を再利用して整備しているインキュベーション施設は7月22日に開所する見通しとなった。町は施設を拠点に若い世代の起業家らを支援し、産業創出、交流人口拡大につなげる。

 大野小は東京電力福島第一原発事故による帰還困難区域のうち、30日の避難指示解除で合意した特定復興再生拠点区域(復興拠点)内にある。南校舎の教室と図書館を修繕し、ベンチャー企業向けの貸しオフィスやシェアオフィス、フリーのコワーキングスペースなどを備える。

 町は人口減少や廃炉、生活環境整備などの課題解決、二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すまちづくりなどに取り組む起業家らを公募。応募したベンチャー企業などが開所に向けて準備を進めている。