東日本大震災・原発事故

震災の津波による行方不明者を捜索 福島県の烏崎海岸で南相馬署員

2022/07/13 22:33

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レーキで砂浜をかいた捜索
レーキで砂浜をかいた捜索

 南相馬署は13日、東日本大震災の津波による行方不明者の捜索を福島県南相馬市鹿島区の烏崎海岸で行った。

 署員と県警察学校の初任科長期過程の学生ら約80人 がレーキを使って砂浜をかき分け、手がかりを探した。

 捜索活動に初めて参加した浪江町出身の紺野れもん巡査(18)=初任科長期課程=は「遺族の方に報告できるものを見つけたい」と懸命に探した。自身も東京電力福島第一原発事故による避難生活を経験、現在も古里に戻れない状況が続いている。「被災された方が少しでも安心できるように警察官として努めたい」と力強く語った。

 同署管内では13日現在、87人の行方が分かっていない。