東日本大震災・原発事故

次世代モビリティ都市間ネットワークに加入 福島県双葉 地域超えて普及促進図る

2022/07/14 09:30

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 東京電力福島第一原発事故により全町避難が続く福島県双葉町は、全国の自治体などで構成する「次世代モビリティ都市間ネットワーク」に県内で初めて加入した。町が13日、公表した。

 同ネットワークは2019年、愛知県豊田市が発起人となり設立。現在全国12の市町が会員、トヨタ自動車と宮城県が特別会員となり、地域を超えて連携しながら次世代モビリティの普及促進を図るための取り組みを進めている。

 町は原発事故に伴う帰還困難区域のうち、特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示解除を目前に控える。今後、先行事例を参考に帰還した町民らが自由に移動できるモビリティ環境を整備することで町内の回遊性を高め、町の復興を後押ししたい考え。