【写真展138億光年宇宙の旅】④事業参画の県内企業に光

2022/07/16 09:16

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展示される「はやぶさ2」の模型
展示される「はやぶさ2」の模型

④事業参画の県内企業に光


福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で十六日に開幕する写真展「138億光年 宇宙の旅」では、小惑星探査機はやぶさ2の二分の一スケール模型を展示する。はやぶさ2に関わった県内の企業・団体の技術力に光を当てる。

 はやぶさ2の事業で、会津大は着陸機や観測機器のプロジェクトに参加した。日本工機白河製造所(西郷村)、東成イービー東北(郡山市)、石川製作所(鏡石町)と子会社のタマテック(同)は小惑星りゅうぐうの表面に弾を撃ち込む衝突装置開発に携わった。藤倉航装船引工場(田村市)はカプセル回収用パラシュートを製作した。古河電池いわき事業所(いわき市)は衛星探査機用リチウムイオン電池、NECプラットフォームズ(福島市)は通信機器を動かす電源装置の設計・組み立てを担った。

 こうした関わりをパネルで紹介するとともに、はやぶさ2の旅程や機体などを解説するパネル、衝突装置やパラシュートを展示する。