福島県川内村の「かわうちワイナリー」で醸造した村産ワインの首都圏初のお披露目会は２１日、東京都の東京グリーンパレスで開かれた。関係者が東京電力福島第一原発事故からの村復興の一つのシンボルとなる「かわうちワイン」の完成を喜び合った。

　政府や関係省庁などから約５０人が出席した。かわうちワインの猪狩貢社長が「村のワイン事業の目的は震災復興と帰還促進のための新たな挑戦だった」と振り返り、遠藤雄幸村長は「感謝とチャレンジの気持ちを忘れず、一日も早く被災地からの脱却を図りながら、爽やかな村をつくっていく」とあいさつした。西銘恒三郎復興相らが祝福した。

　渡辺一夫村議会議長の発声で乾杯し、出席者が「かわうちワイン」の味を堪能した。