

第104回全国高校野球選手権福島大会最終日は27日、福島県郡山市のヨーク開成山スタジアム(開成山野球場)で決勝を行い、第1シードの聖光学院(伊達市)が第3シードの光南(矢吹町)を6―3で下し、17度目の優勝を果たした。聖光学院は春に続く甲子園出場となり、3年ぶりに夏の甲子園の舞台に立つ。
決勝で両校が対決するのは2016(平成28)年の98回大会以来6年ぶり。聖光学院は同点で迎えた五回、赤堀颯選手(3年)、高中一樹選手(2年)の連打で1死一、三塁とし、安田淳平選手(3年)が右翼に本塁打を放って勝ち越した。先発の佐山未来投手(3年)は9回を144球で投げ切った。
光南は聖光学院を上回る10安打を放って好機をつくり、粘り強く戦った。小林貫大投手(3年)、藤田海投手(3年)が粘投した。
聖光学院が県代表として出場する全国高校野球選手権大会は8月6日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。抽選会は3日に開かれる。聖光学院の選手権大会の最高成績は2008(平成20)年、2010年、2014年、2016年のベスト8。
2020(令和2)年は新型コロナウイルスの影響で福島大会が中止され、代替大会の福島2020夏季高校野球大会で聖光学院が優勝した。前回大会は準々決勝で聖光学院を破った光南を、日大東北(郡山市)が決勝で下した。
■聖光学院・斎藤智也監督
選手が最後まで食らい付き、信念を持って戦ってくれた。日本一を目指す歩みを確固たるものにして、甲子園に臨みたい。