
福島県大熊町大川原地区の町交流施設「linkる大熊」に隣接する約20アールの農地でヒマワリが鮮やかに咲き誇っている。
東京電力福島第一原発事故で休耕を強いられている農地の保全管理などに取り組む地元団体「町ひまわりプロジェクト」(渡部正勝会長)が、「町民やお盆で帰省する人たちを和ませたい」と6月に種をまき、大切に育ててきた。種は沖縄県の団体「福島・沖縄絆プロジェクト」から贈られたものを含む数種類。開花時期が異なるため見頃は今週末から来週以降にかけ長く楽しめるという。
ヒマワリが咲く農地の周囲には町役場や商業施設「おおくまーと」、宿泊温浴施設「ほっと大熊」もある。渡部会長は「訪れた人に少しでも癒やしを感じてもらえれば」と話している。