
東北ユースオーケストラの8期生(2022年度生)は21日、福島市のアオウゼで結団式を行い、来年3月に福島県などで開く公演に向け気持ちを一つにした。
東日本大震災で被災した福島、宮城、岩手の各県出身、在住の小学生から学生まで96人で編成。この日は76人が参加した。今後のスケジュールと演奏会の説明を受けた後、パートごとに集まり練習方法などを話し合った。
代表・監督の音楽家坂本龍一さんの「年の差や経験に関係なく、のびのびと楽しんでください」とするメッセージが披露された。活動を支援するJA共済連福島の服部道夫本部長らが団員を激励した。
月1回のペースで福島市の民報ビルで練習する。演奏会は福島、宮城、岩手の各県と東京都で開く。キャプテンの菊地彩花さん(山形大3年、白河市出身)は「団員のみんなの力を借りながら、自分たちの音楽をつくり上げていきたい」と力を込めた。