高校サッカー

聖光学院逃げ切る 全国高校サッカー選手権福島県大会

2022/10/30 11:10

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有
【聖光学院―福島工】後半10分、2点目のシュートを決める聖光学院の渡辺(20)
【聖光学院―福島工】後半10分、2点目のシュートを決める聖光学院の渡辺(20)

▽準々決勝 聖光学院 2-1 福島工

 聖光学院が福島工の反撃を振り切り、2年ぶりの準決勝進出を決めた。聖光学院は前半15分、MF佐藤がクロスを右足で合わせ、先制した。後半10分にはFW渡辺が追加点を決めた。福島工は試合終了間際に1点を返し、意地を見せた。


■「熱い男」勝利呼び込む 聖光学院の渡辺

 聖光学院は2年ぶりの準決勝進出。決勝点となる2点目を挙げたFW渡辺陽路(2年)は「常にゴールを狙う姿勢が結果につながった」と笑顔を見せた。

 試合開始直後にPKを獲得し渡辺が蹴ったものの、相手のGKに阻まれた。仲間の応援を励みに気持ちを切り替えると、後半10分にMF佐藤彩人(3年)からパスを受け、迷わず右足を振り抜いた。貴重な追加点をたたき出し、高くこぶしを突き上げた。

 2年生ながら攻撃の中心を担う渡辺は山田喜行監督から「熱い男」と評されている。絶対に負けない強い気持ちを表に出してプレーしている。「全国大会に出場するために練習してきた。次の試合もなんとしても勝ちたい」。準決勝で対戦する尚志相手に真っ向勝負する決意を示した。


 ▼福島工・渡部凌(チーム唯一の得点を記録)最後は気持ちで得点を奪おうと戦った。点を取られても最後までチーム全員で諦めずにプレーできた。


聖光学院 2-1 福島工

   (1-0)

   (1-1)

▽得点者 【聖】佐藤(前15分)渡辺(後10分)【福】渡部(後41分)