ふくしま駅伝 ニュース

郡山市が10年ぶり7度目の総合優勝 第34回ふくしま駅伝 52チームが16区間、95・0キロ駆け抜ける

2022/11/21 09:30

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10年ぶり7度目の市の部優勝・総合優勝を果たした郡山市のアンカー・向田祐翔選手
10年ぶり7度目の市の部優勝・総合優勝を果たした郡山市のアンカー・向田祐翔選手

 第34回市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)は20日、白河市のしらかわカタールスポーツパーク(市総合運動公園)陸上競技場をスタートし、福島市の県庁前にフィニッシュする16区間、95・0㌔で繰り広げられた。郡山市が10年ぶり7度目の市の部・総合優勝に輝いた。町の部は石川町が7年連続7度目、村の部は西郷村が2年ぶり5度目の頂点に立った。

 郡山市は1区の4位から2、3区で一つずつ順位を上げ、4区谷中晴選手(17)=帝京安積高2年=が区間賞の好走で先頭に立った。8区伊藤海遥選手(15)=郡山一中3年=と10区遠藤日向選手(24)=住友電工=が区間新を出すなど8人が区間賞を取る総合力で後続を引き離した。16区向田祐翔選手(19)=東北大2年=が4時間53分35秒でフィニッシュした。

 石川町は1区で総合8位、町の部4位に着けた。町の部3位でタスキを受けた4区大沢琉欧選手(17)=学法石川高2年=が全体3位の好走で猪苗代町、矢吹町をかわし町の部トップに浮上。8区で会津美里町に先行されたが、9区木戸望乃実選手(14)=石川中3年=が逆転。後半も総合4~6位を保ち、アンカー松下竜大選手(18)=学法石川高2年=が5時間9分52秒で締めた。

 西郷村は1区を総合9位、村の部1位になった。総合順位は一時17位まで下げたが、各走者が粘りのレースを展開し、村の部1位を維持。15区三科文選手(17)=学法石川高3年=が全体2位となるなど他を寄せ付けず、16区園川雅樹選手(29)=西郷村役場=が5時間18分48秒でテープを切った。

 福島陸協、福島民報社の主催、県、県教委、ラジオ福島、テレビユー福島の共催。三島、金山、檜枝岐、湯川、昭和、川内、葛尾の7町村による連合チーム「希望ふくしま」を含む県内58市町村の代表52チーム、総勢832人が出場した。地元への愛着や誇りを胸に、古里の期待を力にタスキをつないだ。