


福島県を第2本拠地とするバレーボールVリーグ女子1部のデンソーエアリービーズは21日、県内での今季初戦として郡山市の宝来屋郡山総合体育館でPFUブルーキャッツと対戦し、1―3で敗れた。連勝は4でストップし、通算成績は7勝10敗。福島民報社と郡山市が協賛する「スペシャルマッチ」として行われ、観客が白熱した試合に見入った。
デンソーは堅い守備から好機を狙ったが、高さのあるPFU攻撃に苦戦し第1、2セットを連続で落とした。第3セットは中元南選手(25)、ネリマン・オズソイ選手(34)を中心に得点を重ね、25―20で制した。第4セットは一進一退の攻防を繰り広げたが、あと一歩及ばなかった。
会場には1099人のファンが来場。鋭いアタックを放ち、粘り強くボールを拾い続ける選手の姿に何度も大きな拍手を送った。ファンが客席はチームカラーの赤色に染まり、県内開催を待ち望んだファンが熱いプレーを後押しした。
デンソーの森谷史佳主将(30)は「赤く染まった会場がいつも力になっている。郡山での初戦を勝利で飾れず悔しい」と振り返り、「22日こそ郡山の皆さんに勝利を届けたい」と誓った。 22日は午後1時から、同会場でPFUと戦う。