福島県内の選挙

福島県会津若松市長選、7月の選挙戦確実に 現職が4選目指し立候補を表明

2023/01/30 09:15

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 任期満了に伴い7月23日告示、同30日投票で行われる福島県会津若松市長選で、現職の室井照平氏(67)=無所属=は29日、4選を目指して立候補すると表明した。同市長選では、市議で新人の目黒章三郎氏(70)=無所属=がすでに立候補を表明している。元県議で新人の水野さち子氏(60)=無所属=も立候補に前向きな姿勢を示しており、現職と新人合わせて3人による争いとなる可能性がある。

 室井氏は29日に市内で開かれた後援会の会合の席上、出席者から立候補要請を受け「人口の減少と流出が市の大きな課題。幅広い世代がこのマチに誇りを持ちながら、安心して暮らし、働いてもらえるような環境整備を進める。進行段階の各種事業も4期目で道筋を付けたい」と語った。

 室井氏は会津若松市出身。東北大経済学部卒。会津若松市議2期、県議1期を経て2011(平成23)年の市長選で初当選した。

 目黒氏は三島町出身。法政大法学部中退。1995年の会津若松市議選で初当選し、通算6期目。同市議会議長などを務めた。「市民意見を起点としたまちづくり」を目指し、今月5日に市長選への立候補を表明した。

 水野氏は会津若松市出身。郡山女子大短期大学部卒。2011年の県議選で初当選し2期目途中で参院選福島県選挙区に立候補した。2022(令和4)年度内には市長選への意向を明らかにする考えで、後援会と調整している。