
福島市出身で大相撲兄弟三役の関脇若隆景関と小結若元春関は6日、チェコのマルチン・トムチョ駐日大使の招待で東京都の駐日チェコ大使館を訪れた。若隆景関が昨年の春場所で優勝した際にチェコ友好杯を受けたのが縁。両関取はトムチョ大使から激励を受けた。
トムチョ大使はチェコ特産クリスタルガラス製の友好杯の前で、両関取に「2人の来場所での活躍はもちろん、今後の成功を心から祈っている」とエールを送った。若隆景関は「また優勝して(友好杯を)土俵の上でいただけるように頑張りたい」と述べた。若元春関は「一勝一勝積み重ねた先に優勝があると思う。一つずつ積み重ねてたどりつきたい」と語った。食事会では、両関取と荒汐親方にチェコ料理が振る舞われた。
チェコ大使館は1970(昭和45)年から大相撲の各場所で優勝力士への友好杯の贈呈を続けている。トムチョ大使は2021(令和3)年4月に福島県浪江町を視察したほか、県庁で内堀雅雄知事と懇談するなど本県とも縁がある。