
米国ニューヨーク在住邦人による東日本大震災追悼式典は5日、現地で行われ、福島県の県人会員らが古里の復興へ祈りをささげた。
東北と北海道の出身者でつくる「ほくほく会」の主催で、約70人が参加した。在ニューヨーク総領事館の坂本徹部長があいさつした後、各県代表が「ふるさと便り」として近況を説明。本県の酒とコメのPRに携わっている太田あやさん(BIO ARTS NYC代表)は、県産品がニューヨークで高い評価を受け、今後の躍進が期待されていることを伝えた。
ニューヨーク福島県人会の竹田小夜子会長(いわき市出身)は、「古里へ向けて一緒に手を合わせることができてうれしい。みんながどれほど古里のことが好きか再確認できた」と語った。懇親会では各県の郷土料理が振る舞われ、参加者が舞踊、合唱などを披露した。
ニューヨーク県人会の小川佳世子さん(猪苗代町出身)が福島民報社に伝えた。