

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から12年を迎えた11日、福島県内各地で追悼行事が行われた。参列者が献花するなどして犠牲者の冥福を祈り、復興の誓いを新たにした。
このうちいわき市の東日本大震災追悼式は市内のアリオスで行われた。
遺族らが黙とうをささげ、内田広之いわき市長が「震災の記憶と経験を次の世代に伝えていく」と式辞を述べた。3年ぶりに一般参列を行い、市民らが献花台に花を手向けた。
双葉町は町産業交流センターに献花台を設置した。追悼式の参列者減少や避難先から通う遺族の負担軽減のため、今年から献花台方式に変えた。
会場には町復興支援員が企画したカーネーションの花びらと色砂を使ったアートもあり、来場者が町の復興を願いながら花びらを飾っていた。