
東日本大震災で津波に襲われた岩手県陸前高田市で回収された流木で作ったバイオリンによるコンサート「千の音色でつなぐ絆」は18日、福島県郡山市のけんしん郡山文化センターで開かれた。
県倫理法人会による実行委員会の主催。全国各地で演奏しながら震災の記憶を伝えるプロジェクトの一環。郡山市の中高生らの演奏に続き、プロ演奏家の「イーゲルカルテット」のメンバーが四重奏による7曲を披露し、復興への願いを音に込めた。
演奏に先立ち、プロジェクトを提唱している「命をつなぐ木魂の会」の又川俊三会長が楽器を作った経緯や思いを語った。
コンサートは19日午後1時30分から、相馬市の音屋ホールでも開かれる。