

東奥日報周辺の桜に先駆けて咲き出し、25日までに満開となった。かさ状に広がった壮麗な枝ぶりが特徴で、無数の薄紅色の花が咲き誇っている。高さ8メートル、推定樹齢200年余りのベニシダレザクラ。明治初期に本堂で起きた火災では、関係者が本尊を木の下に避難させ、無事だったと伝わる。町の文化財に指定されている。国道6号近くの高台にあり、町民や来訪者に本格的な春の到来を知らせる名木として親しまれている。
【アクセス】常磐自動車道ならはスマートインターチェンジ(IC)から車で10分。JR常磐線木戸駅から徒歩10分。