福島県警本部災害対策課特別警ら隊の出動式は１４日、浪江町の双葉署浪江分庁舎で行われた。特別出向中の警察官らが、被災地の復興を治安面から支える決意を新たにした。

　隊員は北海道から兵庫県まで、全国から特別出向した警察官を含む計４６人。東京電力福島第１原発事故に伴う避難区域の警戒や、行方不明者の捜索に当たる。

　式では県警本部災害対策課の吉田浩道課長が「復興には県民の安全安心の確保が欠かせない。最善の努力をお願いする」と訓示した。菅野浩樹隊長が出動申告し、パトカー１０台がパトロールに向かった。