

開会式では入場行進に続いて、福島市出身の作曲家古関裕而さんの野球殿堂入りを記念した「古関裕而メドレー」が披露された。
福島商高と北信中の吹奏楽部員約100人がスタンドの一角に勢ぞろいした。福島商高の国分海人さん(2年)による大会歌「栄冠は君に輝く」の独唱で幕を開けた。低音で伸びやかな歌声を場内に響かせ、吹奏楽の共演に移った。「スポーツ・ショー行進曲」と「星影のエール」の計3曲から成るメドレーで記念大会に花を添えた。
独唱は福島商高吹奏楽部の瓶子美穂子顧問の発案。県高野連からの出演依頼を受け、国分さんの歌唱力を見込んで取り入れたという。数週間前から練習してきた国分さんは「これからの人生でめったにない貴重な経験になった。一番の出来で、気持ちよく歌えた」と笑顔を見せた。