
第105回全国高校野球選手権記念福島大会第11日は21日、福島市のあづま球場と郡山市のヨーク開成山スタジアム(開成山野球場)で準々決勝計4試合を行う。県中の田村―郡山、県南の学法石川―光南は、いずれもシード校で同支部対決となる。
★各試合の展望
◆あづま
▼第1試合(9時30分)【聖光学院―ふたば未来】
第1シード聖光学院は2戦連続でコールド勝ち。22安打2失点と攻守とも隙がない。1失策4併殺の内野陣の守りも堅い。ふたば未来は1、2回戦で接戦をものにしており勝負強さが光る。4年ぶりに8強に進出した勢いを維持できるか。
▼第2試合(12時)【田村―郡山】
田村は3試合とも石川蓮也が先発した。連投する主戦を、長打力がある1年生横田慶人ら打線が援護できるかが鍵となる。郡山は毎試合、安打の3番根本拓弥や6番溝口莉玖、7打点の5番藤田海斗らが好調。走者をためて得点につなげたい。
◆ヨーク開成山
▼第1試合(9時30分)【学法石川―光南】
学法石川は2試合を終えチーム打率は3割6分5厘。下位打線が奮闘している。5投手が登板しており、継投のタイミングにも注目。光南は唯一2度タイブレークを乗り越えた。本塁打を放った5番高原流星らの中軸の活躍が鍵を握る。
▼第2試合(12時)【磐城―会津北嶺】
いずれもノーシードから勝ち上がった。磐城は長短打や犠打飛で加点。3試合で計22得点と好機を確実にものにしている。初の8強入りの会津北嶺は主戦宮城智大が18回を投げ2失点と安定している。打線は10盗塁と機動力も生かす。