大相撲名古屋場所千秋楽は２３日、名古屋市のドルフィンズアリーナで行われ、福島県須賀川市出身の西幕下４枚目、高橋（２４）＝本名・高橋優太、二所ノ関部屋＝が西十両１２枚目の英乃海（３４）＝東京都出身、木瀬部屋＝を破って５勝目を挙げ、新十両昇進を有力にした。

　高橋は幼稚園で相撲を始め、郡山市の出羽竜道場に通って稽古を積んだ。新潟県糸魚川市の能生（のう）中、海洋高を卒業し、日体大に進んだ。日体大では主将を務めた。

　昨年夏場所の初土俵から所要８場所で新十両に昇進すれば、年６場所制になって以降で小錦らに並ぶ歴代７位のスピード。福島県出身の十両以上の現役関取は西関脇若元春（２９）＝本名大波港、福島市出身、荒波部屋＝、西前頭１２枚目若隆景（２８）＝本名大波渥（あつし）、同＝に続き３人目となる。

　秋場所（９月１０日初日、東京・両国国技館）の番付は８月２８日に発表される。