
バスケットボール男子Bリーグ2部東地区の福島ファイヤーボンズは21日、福島県郡山市のベルヴィ郡山館で新体制発表会を開いた。2023―24シーズンの主将は田渡凌(30)、副主将は菅野翔太(31)=二本松市出身=が務める。
スローガンは「シンカする」。クラブが創立10周年を迎え、「真価」を問われるシーズンにチームが「新化」し、「進化」するとの思いを込めた。
新体制発表会にはファンやスポンサー関係者ら約120人が参加した。ボンズを運営する福島スポーツエンタテインメントの西田創社長がチームの経営方針などを説明。売り上げは昨季を約1・4億円上回る7億円、平均入場者数は昨季比約500人増の2000人を達成するとの目標を掲げた。「福島のシンボルとなるチームを目指す」と決意を語った。
エンリケ・スニガスーパーバイジングヘッドコーチ(SVHC)が目指すチーム像などを語った。強力な守備で相手の攻撃をコントロールするチームをつくるとし、「プレーオフでボンズの集大成を見せる」と誓った。
12選手とスタッフが登壇し、今季の意気込みを語った。田渡は「チームの結束、絆を大切に、B2優勝、B1昇格を果たす」、菅野は「ボンズを応援してくれた人の思いを背負い、結果で感謝を伝える」と覚悟を示した。