東日本大震災・原発事故

震災遺構の福島県浪江町・請戸小 来館者10万人達成

2023/08/22 09:46

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笠井教育長(右)から記念品を受ける諏訪さん(右から2人目)ら
笠井教育長(右)から記念品を受ける諏訪さん(右から2人目)ら

 東日本大震災の震災遺構として整備された福島県浪江町の請戸小の来館者が21日、10万人を超えた。10万人目となったのは群馬県伊勢崎市の諏訪清美さん(43)で、夫剛男さん(51)と長女葵乃さん(9)、次女鈴乃ちゃん(4)、諏訪さんの妹夫婦と一緒に訪れた。

 諏訪さんは地元の楢葉町に帰省中で、家族で浜通りを巡っている途中に請戸小に立ち寄った。「津波の被害を受けたという事実を忘れてはいけないと感じた」と話した。

 笠井淳一町教育長が諏訪さんに記念品を手渡し、「請戸小への関心が高まっていると感じる。震災の教訓を伝える場所として、多くの人に訪れてもらいたい」とあいさつした。