
福島県の復興の歩みや魅力に触れる県の「スタディツアー」に参加している大学生は24日、県庁で内堀雅雄知事と懇談し、各校の文化祭や交流サイト(SNS)などで情報発信していく考えを示した。
ツアーは東日本大震災と東京電力福島第1原発事故による風評の払拭や風化防止が目的。西日本の学生が対象で、今回は同志社、立命館、大阪、広島の4大学の計29人が22日から25日まで県内各地を回っている。
学生は東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)や福島ロボットテストフィールド(南相馬市)などの訪問を振り返り、「避難者の帰還の現状が分かった」「おいしい食べ物などの魅力がたくさんある」などと語った。内堀知事は「幅広い視点で福島を見ていただいた。福島県の魅力発信に向けたアイデアの実践を楽しみにしている」と述べた。
最終日の25日は鶴ケ城(会津若松市)などを見学する。