市町村対抗県軟式野球

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南会津町 継投で無安打無得点 市町村対抗野球(9月9日)

2023/09/10 11:00

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【双葉町―南会津町】4回を無安打無得点に抑えた南会津町の先発星碧
【双葉町―南会津町】4回を無安打無得点に抑えた南会津町の先発星碧
【桑折町―須賀川市】2回裏、須賀川市2死満塁、石井が走者一掃の三塁打を放つ
【桑折町―須賀川市】2回裏、須賀川市2死満塁、石井が走者一掃の三塁打を放つ
選手宣誓した須賀川市の鴫原主将
選手宣誓した須賀川市の鴫原主将

 栄光の金獅子旗と知事杯を懸けた第17回市町村対抗県軟式野球大会は9日、郡山市のヨーク開成山スタジアム(開成山野球場)など2球場で開幕した。59市町村の代表チームが出場し、トーナメントで競っている。

 初日はヨーク開成山スタジアムで開幕セレモニーを行った。同球場と福島市の県営あづま球場で1回戦6試合を行った。ヨーク開成山スタジアムでは、南会津町が双葉町に6―0で快勝した。県営あづま球場では、柳津町が川俣町に3―2でサヨナラ勝ちした。

 いわき市のいわきグリーンスタジアムで9日と10日に予定していた試合は台風13号に伴う大雨の影響で延期となった。9日予定だった1回戦3試合は16日に、10日予定の1回戦3試合は17日に県営あづま球場で実施する。

 第2日の10日はヨーク開成山スタジアムと県営あづま球場で1回戦計6試合を行う。

 大会は10月1日までの計8日間。10月1日に県営あづま球場で決勝を行う。


■9月9日の試合結果

【ヨーク開成山スタジアム】

▽1回戦

桑折町 0100004―5

須賀川市040003×―7

(桑折)須藤―鈴木

(須賀川)萩原、溝井―吉田裕

▽三塁打 石井(須)▽二塁打 菅野真(桑)▽盗塁 桑1、須0▽失策 桑3、須2▽安打 桑8、須5▽奪三振 桑6、須4▽与四死球 桑4、須6▽暴投 須藤2(桑)萩原、溝井(須)

(球)石井伸(塁)佐藤輝、大和田、本間

▽試合時間 2時間10分


双葉町 0000000―0

南会津町024000×―6

(双葉)鈴木―志賀村

(南会津)星碧、小林拓、菊地、杉本―猪股柊、小林翔、芳賀

▽盗塁 双1、南4▽失策 双3、南2▽安打 双0、南7▽奪三振 双2、南2▽与四死球 双3、南6

(球)熊田(塁)石井好、神山、渡辺

▽試合時間 1時間30分


金山町00010―1

浪江町3805×―16

(5回コールド)

(金山)橋本、栗田一―渡部忠

(浪江)玉野―栗原一、板倉

▽三塁打 山田(浪)▽二塁打 大内、山田(浪)▽盗塁 金0、浪6▽失策 金4、浪1▽安打 金4、浪10▽奪三振 金3、浪7▽与四死球 金9、浪0▽暴投 橋本3、栗田一3(金)▽ボーク 栗田一(金)

(球)大和田(塁)本間、石井伸、佐藤輝

▽試合時間 1時間29分


【福島県営あづま球場】

▽1回戦

中島村0010400―5

磐梯町1000000―1

(中島)和知、尾崎―木村

(磐梯)稲村、理島弘―遠藤

▽三塁打 尾崎、石井巧(中)▽二塁打 荻野、相田(中)▽盗塁 中1、磐0▽失策 中0、磐3▽安打 中6、磐2▽奪三振 中7、磐6▽与四死球 中4、磐6

(球)藤原(塁)高橋、安斎、喜古

▽試合時間 1時間37分


川俣町0000200―2

柳津町0000021x―3

(川俣)斎藤緑、武藤―栗城

(柳津)新井田―坂上良

▽三塁打 門野(川)▽二塁打 佐藤、田崎、新井田(柳)▽盗塁 川1、柳0▽失策 川3、柳5▽安打 川4、柳5▽奪三振 川2、柳3▽与四死球 川2、柳3▽暴投 斎藤緑(川)▽捕逸 坂上良(柳)

(球)遠藤(塁)大内、山本、高橋幸

▽試合時間 1時間30分


石川町 1001004―6

喜多方市0000000―0

(石川)遠藤、岩谷―矢内

(喜多方)遠藤航、峯岸、相原―飛騨、佐藤政

▽二塁打 深谷(石)高久(喜)▽盗塁 石1、喜1▽失策 石0、喜0▽安打 石6、喜3▽奪三振 石7、喜5▽与死四球 石3、喜7▽暴投 相原(喜)▽捕逸 矢内(石)

(球)高橋(塁)安斎、喜古、山本

▽試合時間 1時間51分


■南会津町・先発星碧 快勝発進の立役者

 南会津町は4人の継投で双葉町を無安打無得点に抑えた。先発星碧(あおい)は4回を投げて投手陣を引っ張り、チームに勢いをもたらした。「四球が続いて自滅しないよう丁寧に投げた」と胸を張った。

 試合直前に先発登板を告げられた。練習試合で不調が続いたため、不安がよぎった。四球を出すと気持ちを切り替えられない状態だった。それでも「やるしかない」と覚悟を決めてマウンドに立った。

 三回までは直球を中心に組み立てたが、ボールが先行し、四球も出した。四回は変化球を主体に緩急をつけた投球で抑えた。後を受けた投手3人が好投し、快勝につながった。

 大会に参加するのは昨年に続き2度目。週2回の練習で投げ込みや下半身を強化してきた。普段は中継ぎの役目を担う。「この試合で自信がついた。いつでも登板できるよう準備を怠らない」と言葉に力を込めた。


■須賀川市 石井勝ち越し三塁打 走者一掃、打線に勢い

 須賀川市の1番石井海人は序盤に勝ち越しの3点三塁打を放ち、打線を勢いづけた。二回2死満塁の場面で打席に入った。「自分が流れを引き寄せる」。バットを短く持ち、外角高めのチェンジアップを捉えた。打球は右中間を破った。次戦は前大会王者のいわき市と対戦する。「また重要な場面で打つ」と闘志を燃やした。


■「精いっぱいプレー」 開会式で須賀川の鴫原主将が宣誓

 開幕セレモニーでは、県野球連盟の橋本隆一理事長が開会を宣言した。福島民報社の芳見弘一社長が「練習の成果を生かし、熱いプレーで古里に元気を届けてほしい」とあいさつした。県野球連盟の遠藤喜志雄会長が「チーム一丸とならなければ上位には進めない」と激励した。

 選手を代表し、須賀川市の鴫原慎吾主将が「精いっぱいプレーする」と宣誓した。セレモニーには開幕戦に臨んだ須賀川市と桑折町の選手が出席した。