福島県は発生から12年が経過した東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の記憶を継承するため、県内の中学生を対象に、震災学習などを通じた思いを素直につづってもらう「未来への手紙」の募集を始めた。風化が懸念される中、募った作品を公開し、震災と原発事故を知らない世代にも当時の経験や教訓を末永く語り継ぐ。
①将来へ伝えたい教訓②将来の自分へのメッセージ③将来の本県への願い―の3テーマを設けた。一つを選択し、200~300字程度の作文にまとめてもらう。
募った作品は県のホームページや東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)に掲載・展示する。優秀作品は来年3月11日に開催予定の震災追悼復興祈念式で紹介する。「3・11」に合わせた知事メッセージの参考とする場合もある。
応募期間は10月31日まで。所定の応募用紙に記入して県に郵送または持参するか、県ホームページにある専用フォームから応募する。問い合わせは県企画調整課へ。