大相撲 郷土力士の話題

新十両高橋勝ち越し 大相撲秋場所 地元・福島県須賀川市の後援会長ら歓喜

2023/09/23 09:50

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 22日に13日目を迎えた大相撲秋場所で、新十両で福島県須賀川市出身の高橋(24)=二所ノ関部屋、本名・高橋優太=が東十両8枚目の獅司(しし)を上手投げで下し、8勝5敗で勝ち越しを決めた。

 身長190センチ、体重180キロを超える相手にもひるまなかった。真っ向からぶつかった後、得意とする右四つでがっぷり組んだ。まきかえのタイミングを捉え、決めきった。

 所要8場所で十両昇進という「スピード出世」で臨んだ。今場所は初日から2連勝で勢いを付け、連敗しても2で止めた。粘り強い相撲で白星を着実に重ね、「うれしいの一言」と素直に喜んだ。

 同部屋で、同じく新十両の大の里(23)が先に勝ち越しを決めており、「『先輩として負けられない』といい刺激になった」と語った。

 後援会長の橋本克也市長は「新十両として初めて臨んだ場所で勝ち越しを決めたことは、大変喜ばしく、活躍に多くの市民が感動と勇気をもらった。ますますの活躍を期待している」とコメントした。

 福島市出身の関脇若元春(29)は剣翔を寄り切りで破り、7場所連続の勝ち越しを決めた。