全国の生花店の関係者がフラワーデザイン技術の日本一を競うコンテスト「日本花職杯2023フラワーデザインチャンピオン決定戦」で、郡山市の山川大介さん(44)=花どころ山川、ムーブ・プロ専務=が優勝を果たした。「生花店が持つ高い技術を発信していきたい」と誓っている。
コンテストは、全国の各都道府県大会、ブロック大会を勝ち抜いた代表と、シード選手の計28人が出場した。昨年、全国6位に入った山川さんは、シード権を得て臨んだ。
9月11、12の両日に都内で開かれたコンテストは、3段階で選考。1次は全員が花束とフラワーアレンジメントを作り、10人が進んだセミファイナルでは、ブライダルブーケがテーマだった。上位5人によるファイナルは、直前までテーマや花の種類などが秘密にされるサプライズ競技で行われた。ラン、アンスリューム、ユリなどが示され、テーマはロビーディスプレーだった。山川さんは色鮮やかで華やかなアレンジメントを作り上げ、カラーコーディネートなどが高い評価を受けた。
2009(平成21)年から出場を続け、念願の日本一に輝いた山川さんは「落ち着いて臨めて、自分の力を十分に発揮できた。これまでの周囲の支えに感謝したい」と喜びを語った。その上で「お客さまに喜んでいただくため、一層技術を高めていく」と決意を述べた。