
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を後世に伝えるため、福島民報社が企画・制作した絵本の「きぼうのとり」の読み聞かせ会は1日、福島県大玉村の大山小で開かれた。今年度の開催は初めて。
5年生43人が受講した。絵本を手がけた「みず文庫」の編集・ライター江藤純さん、イラストレーター・コーディネーターよしもとみかさんが朗読した。
小野坂心暖(こはる)さん(10)は「震災の怖さや大変だったことを感じた。低学年の子どもたちにも震災のことを伝えていきたい」と話した。
きぼうのとりプロジェクトは福島民報社や、ネッツトヨタ郡山、陰山建設などの賛同社による取り組み。2021(令和3)年3月から県内の小学校で読み聞かせを展開している。