福島県内の選挙

【2023ふくしま県議選】福島県議選告示 10選挙区実戦 立候補過去最少71人 9選挙区は無投票

2023/11/03 09:54

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 任期満了に伴う第20回県議選は2日告示され、定数58に対し71人が立候補した。全19選挙区のうち10選挙区が実戦となり、12日の投開票に向け10日間の舌戦に入った。他の9選挙区で17人の無投票当選が決まった。立候補者数はこれまで最も少なかった前回2019年の75人を下回り、過去最少を更新した。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から12年半が経過した本県の復興政策の在り方を問う重要な選挙となる。物価高や人口減少、激甚化・頻発化する自然災害などにどう対応するか、県民の関心を論戦で高められるかも注目される。

 実戦入りした10選挙区のうち、いわき市は定数10に対し13人が立候補し、候補者が最も多い激戦区となった。郡山市が定数より2人多く、残る8選挙区は定数を各1人上回り、少数激戦となった。

 無投票の9選挙区も含めた立候補者の政党別公認数は自民が現職28人と新人3人、立憲民主は現職8人と新人5人、共産は現職5人と新人1人、公明は現職4人、日本維新の会は元職1人。諸派は新人1人、無所属は現職7人、元職1人、新人7人。

 無所属のうち自民が新人2人、れいわ新選組が新人1人を推薦した。公明は自民から要請を受けた現職16人と新人1人を推薦、新人2人を支持する。社民は旧社会党時代を含め戦後初めて公認候補の擁立を見送り、立民の現職2人と新人1人を推薦する。

 現職、元職、新人の内訳は現職52人、元職2人、新人17人となった。

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 無投票となった9選挙区は、ともに定数3の白河市・西白河郡と伊達市・伊達郡、いずれも定数2の喜多方市・耶麻郡、田村市・田村郡、南相馬市・相馬郡飯舘村、双葉郡、いずれも定数1の相馬市・相馬郡新地町、本宮市・安達郡、東白川郡。無投票の選挙区数は前回と同じだった。

 無投票当選者17人は全て現職で、自民9人、立憲民主5人、共産1人、無所属2人だった。