東日本大震災・原発事故

基地給食に「常磐もの」 福島県応援で航空自衛隊大滝根山分屯 川内村

2023/11/11 09:30

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カツオやブリの刺し身、アラ汁を堪能する隊員
カツオやブリの刺し身、アラ汁を堪能する隊員

 福島県川内村にある航空自衛隊大滝根山分屯基地は10日、基地の給食で、常磐沖で取れた海産物「常磐もの」を使った料理を提供した。

 東京電力福島第1原発の処理水放出で県産海産物に対する風評が懸念される中、福島を応援する狙い。基地の行事や調理訓練、地産地消献立の日などに県産海産物を用いる。基地の広報誌や会員制交流サイト(SNS)で献立の画像や調理、食事の様子を発信していく。

 第一弾として、給養係の隊員が調理訓練でカツオ、ブリ、イカを刺し身、アラ汁にして振る舞った。隊員たちは「おいしい」と笑顔を見せ、箸を進めていた。

 大滝根山分屯基地司令の車田秀一2等空佐は「福島のおいしい県産海産を食べ、地域を応援していく」と語った。