
福島市産のユズを使い、南会津町の会津酒造で醸造するゆず酒「YAMAWA YUZU LIQUEUR」が完成した。22日から福島県内の取扱店などで販売する。
ゆず酒は2011(平成23)年3月から福島市と南会津町の特産品を組み合わせた商品として販売される予定だったが、東京電力福島第1原発事故の影響で白紙となった。昨年3月に福島市産ユズの出荷制限が解除されたのを受け、酒造りを再開。〝幻のゆず酒〟として復活後、今回で2度目の販売となる。
ユズの果汁と地元産米を使った会津酒造の純米酒を混ぜた。昨年は1週間ほどで完売してしまったが、今年はユズが豊作だった影響で出荷量を大幅に増やすことができたという。渡部裕高専務(33)は「普段、お酒になじみのない人でもぜひ味わっておいしさを知ってほしい」と話している。
福島市のコラッセふくしま1階の県観光物産館や道の駅ふくしまでも販売する。価格は375ミリリットル入りの瓶で1870円(税込み)。