大相撲で活躍している福島県須賀川市出身の十両高橋関(24)=本名・高橋優太=のしこ名が「白熊(しろくま)」に決まった。所属する二所ノ関部屋が23日までにX(旧ツイッター)で発表した。二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が名付けたといい、来年1月の初場所(14日初日、東京・両国国技館)から改名する。
発表によると、二所ノ関親方は日頃、「北海の白熊」と称された元大関北天佑(故人)のような相撲を取ってほしい―と高橋関を指導しており、しこ名の由来の一つとした。親方が高橋関に初めて会った際、筋骨隆々で肌が色白な高橋関に「白熊のようだ」と言ったとのエピソードも紹介している。
高橋関は昨年5月の夏場所で初土俵を踏み、所要8場所のスピード昇進で関取の座を手にした。十両昇進後も2場所連続で勝ち越している。初場所の番付は25日に発表される予定。
地元後援会副会長の菊地大介さん(51)=須賀川市=は「チャーミングで、インパクトのある名前。多くの注目を集めるのではないか。活躍に期待が高まる」と印象を語った。