

24日に京都市で開かれた全国高校駅伝競走大会で福島県の学法石川男子の1区増子陽太は1年生ながら全国のトップランナーと渡り合い、5位でたすきをつないだ。流れをつかんだ2区の斎藤一筋(いちず)=3年=がトップに立ち、力走を見せた。
増子は先頭集団で他の有力選手の出方をうかがいながら、攻めのレースを繰り広げた。集団が下り坂で加速すると、懸命に食らいつき、トップと18秒差で走りきる粘りを見せた。
今年の駅伝大会で納得の成績を残せず、ロードに苦手意識を持っていたという。今大会直前に行った千葉県合宿で、ロードで長距離を走る練習を積んだことが功を奏した。「今大会の結果は自信になった。仲間と切磋琢磨(せっさたくま)し、さらに上を目指したい」と力を込めた。
2区斎藤は残り500メートル付近で一気にギアを上げて加速した。歯を食いしばり先頭に躍り出て、そのまま3区走者にたすきを渡した。「大学進学後は箱根駅伝など大学三大駅伝で区間賞を取りたい。1年目から活躍できる選手になる」と誓った。












