
福島県福島市の福島高1年の飯田空大(そら)さん(16)は、6月に都内で開かれたロボットやプログラミングのアイデアを競う「クリエイティブロボティクスコンテスト2024」で、最高賞に当たる総合大賞を受賞した。東北地方の出場者が総合大賞を受賞するのは初めて。
飯田さんが製作したのは即興でジャズ音楽を演奏できるロボット。搭載したセンサーに手を近づけるとトランペットの音が流れる。手を上下させることで音階を自由に調節できる。自動で流れるギターやベースの音色とともにジャズ音楽を奏でられる仕組みが高く評価された。マシンには音に連動して光る電飾を飾り付け、見た目も楽しめる工夫を凝らした。
父親が製作したロボットをきっかけに興味を持ち始め、小学3年の時から市内の「つながるIT教室」でプログラミングを学んでいる。「受賞できるなんてびっくりした。これからも自分の興味・関心をロボット作りに生かしたい」と意気込んでいる。
コンテストは教育事業を展開するヒューマンアカデミー(東京都)の主催。都内の東京国際フォーラムで6月16日に開かれ、小中高生約20人が腕を競った。