
バドミントンの混合ダブルス1次リーグを白星発進した渡辺勇大(27)、東野有紗(27)組=BIPROGY、富岡高出身=は台湾ペアを21―14、21―13と圧倒し、準々決勝進出を決めた。渡辺は「思い描いた通りのプレーができた」、東野も「いい緊張感で楽しめた」と納得の表情だった。
第1ゲームから渡辺のスマッシュや東野のプッシュがさえ、点差を広げた。一時は追い上げられたが、コートを広く使った攻撃で押した。第2ゲームも安定したレシーブで相手の強打を拾い、ミスを誘発。連続得点を許さずに引き離した。
前回大会銅メダルの貫禄に加え、円熟味さえ漂う好プレーの連続。3年前の無観客とは違い、満員の観衆が拍手で応えた。
1次リーグは4ペアずつ4組に分かれて競うが、C組はデンマークペアの棄権で3ペアの争いとなった。連戦となる29日(日本時間30日未明)の第2戦に向け、渡辺は「1位通過にフォーカスをして準備をする」と気を引き締めた。