
バドミントン会場ポルト・ド・ラ・シャペルアリーナの特徴の一つが、男女共用トイレだ。競技序盤の頃は中で女性を見ると「女性用と間違えてしまったか」と一瞬、慌てたものだ。
大会スタッフも各国の報道陣も男女を問わず、気にせず出入りしている。若い女性と手洗い場で居合わせたりするとこちらは気恥ずかしいのだが、多くの相手は気にする様子もない。
同様の仕組みは他の会場では見かけない。ユニバーサルな設計を掲げた新設競技場ならではの先進性なのだろうか。フランス社会一般に普及していくのか、気になるところだ。(鈴木宏謙)