9月14、15日「ツール・ド・ふくしま」 「鈴なり妖怪 鈴」木下友梨菜さん ユーチュバーけんたさん ゲストライダー決まる

2024/08/06 17:00

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 9月14、15の両日に開かれる福島復興サイクルロードレースシリーズの「ツール・ド・ふくしま」に、インターネットの動画や交流サイト(SNS)で人気を集める2人がゲストライダーとして参加することが決まった。

 「鈴なり妖怪 鈴」の愛称で親しまれているロードレーサーの木下友梨菜さんが参戦し、2日間最長245キロのロードレースに挑む。横浜市出身。国内の数々の大会で表彰台に上り、6月22日の全日本選手権(静岡県伊豆市)では個人ロードレースの女子エリート+U23(88キロ)の部で準優勝した。同9日に相馬市で開かれた福島復興シリーズ今季第3戦の「そうまエンデューロ」にゲスト参加していた。

 福島復興シリーズに初登場するのは「自転車系ユーチューバー」のけんたさんで、ロングライド部門に参加する。「日本にもっと豊かなサイクルライフを!」をモットーに配信している動画のチャンネル登録者数は28万人を超える。ロードバイクに乗って国内外を旅する動画や、自転車の乗り方を紹介する動画などが話題を呼んでいる。


■9月2日まで参加募集

 大会は福島民報社と一般社団法人みんぽうスポーツ・文化コミッションの主催。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故被災地である県内15市町村の共催で9月2日まで参加者を募っている。大会ホームページから登録サイトに移動し、希望する部門ごとに申し込める。

 「ロードレース」では初日の14日にJヴィレッジ(楢葉・広野町)を出発し、釣師防災緑地公園(新地町)を目指す85キロのロングコースなどがある。15日は釣師防災緑地公園から飯舘、葛尾、川内各村などを経てJヴィレッジを目指す最長160キロのコースなどを設けている。14日にはJヴィレッジを発着点に富岡、広野、楢葉の各町、いわき市を巡って交流する「ロングライド」もある。ロングの「浜街道ライド110」(116キロ)、ショートの「ホープライド50」(51キロ)の2部門を繰り広げる。

 大会の問い合わせは福島民報社事業局(平日午前10時~午後5時) 電話024(531)4171へ。