【パリ通信】敬意感じた沿道の声援

2024/08/10 22:16

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沿道の声援を受け、フィニッシュを目指す赤崎選手。日本勢最高の6位に食い込んだ
沿道の声援を受け、フィニッシュを目指す赤崎選手。日本勢最高の6位に食い込んだ

 パリ五輪も終盤を迎えて取材日程に少し、余裕ができた。10日は花形の一つ男子マラソンがあった。「せっかくなので生で見たい」と思い、沿道を目指した。

 コースはルーブル美術館など名所を巡る。取材を予定していなかったので、急ぎ足で観戦場所を探した。警察官に尋ねながらエッフェル塔近くの39キロ地点にたどり着くと、人垣ができていた。優勝したトラ選手(エチオピア)、6位に入った赤崎暁選手(九電工)らの力走を見届けられた。

 先頭から最終まで走者が通るたび、声援と拍手がさざ波のように伝わってきた。フランス人の観戦マナーが議論を呼んでいるようだが、ことマラソンに関してはランナーへの敬意を感じた。(鈴木宏謙)