

日本維新の会の梅村聡参院議員(49)=比例代表=が次期衆院選大阪5区にくら替えのため自動失職した場合、2019(令和元)年7月の参院選の党比例名簿に基づき、党参院比例代表支部長の元職山口和之氏(68)=郡山市在住=が繰り上げで当選する見通しとなった。
関係者によると、梅村氏は党衆院大阪5区支部長に就いており、衆院選が公示される15日に立候補し、参院議員を自動失職する見込み。これを受け、党執行部は前回参院選の党比例名簿に従い、次点となっている山口氏の繰り上げ当選に向けた手続きに入るとみられる。山口氏は福島民報社の取材に対し、「党執行部から正式な連絡は来ていないが、(打診があれば)本県復興のため受け入れたい」と前向きな姿勢を示した。
総務省によると、議員が辞職や失職した場合、公選法の規定で次点の名簿登載者が繰り上がる。
山口氏は福島市出身。福島商高、東京国際大、東京衛生学園卒。2009(平成21)年の衆院選比例東北に民主党から立候補し、初当選した。みんなの党に入党して2013年7月の参院選比例代表で当選した。新党「日本を元気にする会」を経て無所属となり、日本維新の会に入党して2019年7月の参院選比例代表で立候補した。党県総支部幹事長を務めている。