衆院選2024

裏金議員、比例重複認めず 自民方針 非公認拡大、萩生田氏らも

2024/10/07 12:33

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 石破茂首相は6日、自民党派閥裏金事件を受けた衆院選対応を表明した。政治資金収支報告書に不記載があった裏金議員らを原則公認した上で、比例代表への重複立候補は認めない。40人程度に上る。非公認の対象は、4月の党処分で「選挙での非公認」より重かった旧安倍派幹部の下村博文、西村康稔、高木毅各氏だけでなく、より軽い処分だった一部議員にも広げた。国会の政治倫理審査会に出席していない旧安倍派の萩生田光一氏、三ツ林裕巳氏、旧二階派の平沢勝栄氏(福島高出身)が含まれる。

 

 政治資金収支報告書への不記載があった議員のうち、衆院選への立候補を予定している本県関係議員は、新3区の菅家一郎氏(比例東北)と新1区の亀岡偉民氏(同)、比例代表単独の上杉謙太郎氏(同)の3人。

 菅家氏は党役職停止6カ月(今月4日付で処分期間終了)、亀岡、上杉両氏は幹事長注意の処分を受けた。亀岡氏は過去の衆院選で2回連続で比例復活していることから比例代表に重複せずに立候補する見通しとなっている。