
自民党福島県連は7日、衆院選の福島県内小選挙区候補者4人と比例代表単独の候補者1人の合わせて5人の公認を党本部に申請した。
新1区に現職亀岡偉民氏(69)=当選5回=、新2区に新人根本拓氏(38)、新3区に現職菅家一郎氏(69)=当選4回=、新4区に新人坂本竜太郎氏(44)。比例代表単独は現職上杉謙太郎氏(49)=当選2回=。小選挙区の4人については全員の比例重複を申請した。7日、福島市で総務会を開き、決定した。
石破茂首相は6日、政治資金収支報告書に不記載があった議員は比例代表への重複を認めないと表明した。「説明責任を果たしておらず、地元の理解が進んでいない」と判断された議員を非公認とする方針も示している。県連が公認申請した候補者のうち、新1区の亀岡氏と新3区の菅家氏、比例代表単独の上杉氏の3人は政治資金収支報告書に不記載があった。
県連によると、数日以内には議員の処遇が示される見込みだという。亀岡氏は過去2回連続で比例復活しているため既に党の規定で重複はできない見通し。矢吹貢一県連幹事長は「(議員の処遇について)現時点で党本部から何も通達はない。厳しい選挙戦になることは間違いない」と語った。