衆院選2024

福島県内各党、決戦へ決意

2024/10/14 09:00

  • Facebookで共有
  • Twitterで共有

 15日の衆院選公示を前に、福島県内の小選挙区や比例東北に候補者を擁立するなどして県内で選挙戦を展開する主な政党の県内代表者らに決意を聞いた。


■自民 本県の復興担える

 矢吹貢一自民党県連幹事長 政治資金に関する問題で失った政治への信頼回復を図る。責任政党として危機感を共有し、選挙戦を通じて自民党が大きく変貌したことを浸透させたい。県内4小選挙区のうち三つで候補者の世代交代が進んだ。今後、数十年を要する本県の復興を担える政党である点をアピールしていく。


■立民 二大政党制実現へ

 宮下雅志立憲民主党県連幹事長 政治とカネの問題に有権者がどう判断を下すかが問われる選挙だ。企業・団体献金の禁止や政策活動費の廃止をはじめとする政治改革、物価高騰から国民を守り支える政策を訴えていく。政治への信頼を勝ち取り、政権交代が可能な二大政党制の実現に向かって取り組んでいきたい。


■維新 国民目線の政治を

 山口和之日本維新の会県総支部幹事長 裏金や使途不明の政治資金などがまかり通る古い政治に決別し、大改革に着手する必要性を訴えたい。経済再生により若者が地域に根を張り、安心して暮らせる社会をアピールする。国民目線の政治を行う政党として声なき声に耳を傾け、皆さまの信託に応える政策を提案したい。


■公明 自公政権しかない

 伊藤達也公明党県本部幹事長 11月の結党60年を前に今回の衆院選で何としても勝利したい。比例東北で県内11万票を目指し、前々回に失った2議席目を奪還する。小選挙区では自民党公認候補の勝利に向けて全力を尽くす。社会の繁栄と個人の幸福のためには自公による連立政権しかないことを強く訴え抜いていく。

       

■共産 議席増が特効薬だ

 町田和史共産党県委員長 県内比例10万票の獲得によって金権腐敗に審判を下し、国民を置き去りにしている政治を変える。企業・団体献金を受け取らず、戦前から主権在民・反戦平和・暮らし応援を貫いてきた共産党の議席を伸ばすことが特効薬だと訴えていきたい。市民と野党の共闘の新しい発展を展望していく。


■国民 重点政策粘り強く

 渡部優生国民民主党県連代表代行 政治の役割は国の懐を豊かにすることではなく、手取りを増やし国民の懐を豊かにすることだ。国民生活を豊かにするため、所得税の減税や社会保険料軽減などの重点政策を粘り強く訴える。党に対する支援の輪を広げ、比例東北で議席を獲得できるよう全力で取り組んでいく。


■社民 存在を懸けて戦う

 狩野光昭社民党県連代表 クリーンな政治を取り戻し、国民生活を潤す選挙にしたい。政治とカネの問題は政権交代という根本的な改善がない限り、解決しない。政治資金パーティーの全面禁止や国民生活を守るための消費税ゼロ、原発ゼロなどを訴える。政党の存在を懸けて戦い、比例東北での1議席獲得を目指す。