
「どの試合も点差以上に苦しかったが、王座に返り咲けた。市制100周年に花を添えられた」と2年ぶり3度目の優勝を遂げた感慨に浸った。
郡山市チームを指揮するのは今回が5度目。第8回、第9回では初の連覇に導いた。勝利を重ねるごとに強豪のイメージを根付かせる一方、「負けられない重圧」を抱えながら選手を率いた。
王座奪還と並行して次世代の育成も意識した。若手に経験を積ませようと新加入の川崎裕斗、昨年の前回大会で出場機会のなかった仁井田倭らを先発で起用した。強さを保てるように先を見据えた戦略だ。「最高の形で大会を終われた」と収穫を感じている。
「簡単ではないが、2度目の連覇を目指す」。来年に向けて新たな目標を掲げた。ウェルズホームUNITED。57歳。