

第30回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会は19日、広島市の平和記念公園前をスタート・フィニッシュとする7区間48・0キロで行われ、福島県チームは歴代最高タイムを更新する2時間18分2秒で3位だった。福島県がメダル圏内の3位以内に入ったのは、初優勝した2019(平成31)年1月の第24回大会以来6大会ぶり5度目。2020(令和2)年の第25回大会に記録した2時間19分42秒を1分40秒縮めた。
福島県は、1区の増子陽太(17)=学法石川高2年=が序盤から先頭を争う積極的な走りでトップと14秒差の3位と好スタートを切った。2区伊藤瞭太(15)=三春中3年=が順位を一つ上げ2位でつなぎ、3区谷中晴(19)=駒大1年、帝京安積高出身=が首位長野を抜いてトップに立った。
4区栗村凌(17)=学法石川高2年=が区間2位の好走で先頭をキープ。5区村越柊哉(18)=帝京安積高3年=は順位を6位まで落としたが、粘りの走りで6区星柊斗(14)=猪苗代中3年=につないだ。星は区間6位の力走で5位と入賞圏内を死守した。最長区間7区を任されたアンカー山口智規(21)=早大3年、学法石川高出身=が順位を二つ上げ、3位でフィニッシュテープを切った。
長野が新型コロナウイルスの影響で中止となった2年を挟み、史上初の4連覇を果たした。
大会は日本陸連の主催。全国47都道府県の代表チームが出場した。新型コロナの影響で2021年の26回、2022年の27回大会は中止となった。
■福島県選手の成績
※白丸数字が区間、黒丸数字が通算順位
区間 距離(キロ) 氏 名 所 属 記 録 区通
1 7.0 増子 陽太 学法石川高2年 19分47秒 ➂➌
2 3.0 伊藤 瞭太 三春中3年 8分39秒 ➆➋
3 8.5 谷中 晴 駒大1年 23分55秒 ⑫➊
4 5.0 栗村 凌 学法石川高2年 14分10秒 ➁➊
5 8.5 村越 柊哉 帝京安積高3年 25分27秒 ㉔➏
6 3.0 星 柊斗 猪苗代中3年 8分49秒 ➅➎
7 13.0 山口 智規 早大3年 37分15秒 ➃➌